ツルゲーネフ [И. С. Тургенев] 1818年~83年。19世紀ロシアの代表的な小説家。ロシア帝国の貴族。『猟人日記』は彼の出世作であり、地主や農民の姿をありのまま誠実に描いた本作によってアレクサンドル二世は農奴解放を決意し、 国木田独歩や島崎藤村は自然主義文学を志したと言われる。 ツルゲーネフに聞いてみなくちゃ。ツルゲーネフだって、この『猟人日記』を書いた頃の記憶は、のちにはなくなってるかもしれないし。そうではなくて、読者にできることは、「何が書いてあるか」を読むことです。 二葉亭四迷の翻訳小説。1888年(明治21)《国民之友》に2度に分載。 原作はロシアのI.S.ツルゲーネフの短編集《猟人日記》の1編。秋9月中旬,主人公は白樺林の中で偶然,地主の従僕に捨てられる可憐な農夫の娘の最後のあいびきの場面を目撃し,娘の姿が脳裏に刻まれる。 誕生 イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ Ивáн Сepгéeвич Тургèнев 1818年 11月9日ロシア帝国、オリョール 死没 1883年 9月3日 (64歳) フランス共和国、ブージヴァル 職業 小説家、劇作家 ジャンル 写実主義 代表作 『猟人日記』(1852年)
ツルゲーネフ文豪ツルゲーネフ(1818-83)はロシア中部、オリョール県の地主貴族の家に生まれ、少年時代をスパスコエの領地で過ごした。父は騎兵将校で、カルタや酒色に身を持ちくずし40歳ごろには家政が傾いたので、富裕の女地主と結婚して苦境を切り抜けた。