例年水温が上がりだすこの時期になると徳島県の阿南市にある辰巳周辺でショアからブリやメジロが釣れだします。 ベイトのイワシ、小サバ、小アジ等が入ってくるのに付いて回遊してきますが、釣れる時期は5月から7月で、その年によって回遊してくるタイミングは前後します。 回遊魚である青物は常に餌となる「ベイト(小魚類)」を追っていて、これらの魚は「海水温」の高低で接岸するかが決まります。 小魚の適正水温である12℃〜25℃前後に近づくと、徐々に堤防に小魚が溜まり、これらを追って青物も接岸を始めます。 日本周辺海域におけるブリの回遊と海洋環境の関係解明に基づく来遊量予測手法の開発 岸田 達 , 木下 貴裕 , 前田 英章 , 渡辺 健 , 井野 慎吾 , 奥野 充一 , 井関 智明 , 吉田 一範 , 阪地 英男 , 久野 正博 , 梶 達也 , 青野 怜史 , 福田 博文 , 田 永軍 水産総合研究センター研究報告 (30), 1-104, 2010-06 ブリ(鰤、Amberjack、学名 Seriola quinqueradiata )は、スズキ目 アジ科に分類される海水魚の一種。 北西太平洋に生息する回遊性の大型肉食魚である。 日本では重要な食用魚であり、各地の文化や産業に …
冬の季節でも狙えないことはないんだけど、やはり水温が低下する冬はハマチにとって地獄以外の何者でもないようで、岸よりまで回遊してくることが少なくなってしまいます。 ベストシーズンである夏〜秋と比べると、冬の季節は拷問レベルで釣れない日々が続くことが容易に想像できます� ワラサ・ブリ 15〜20℃(上限は個人的にはもう少し高いような気がします) 水温14℃以下ではほとんど成長しないと言われています。大型になるほど適水温が低いということですね。確かに夏場はワカシ、イナダが良く釣れます。 回遊
水温画像や各県水産試験場の定線観測による水温鉛直プロファイルと照合し、可能な限り詳し く位置を推定した。 ブリ資源有効利用に向けた回遊履歴の解明
つまり、ブリでは(1)索餌回遊は(4)季節回遊でもあり、(2)産卵回遊は(3)越冬回遊と深く関っており(4)季節回遊でもあります。 もし、 北に流された稚魚や幼魚が南に戻ることなく冬も北の海で育つことができ、そこで産卵できたとしたらどうなるでしょう? そんなブリの生態を調査しようと、長崎大学がタグがついているブリを探しています。 平成30年3月7日に、ブリ雌親魚(15個体)に水深・水温・体温・位置情報を1年間記録できる電子標識を取り付けて長崎県五島市崎山沖から放流しました。 最後に、最初の報告(梶 達也,2008:ブリ資源有効利用に向けた回遊履歴の解明)に戻ると、「ブリの主漁期は冬春期であり、その回遊生態と漁況には水温が大きく影響する(図5、6)。